モダンな市松模様が話題！美しすぎる庭園

昭和を代表する作庭家、重森三玲が設計した名園南庭は長方形の枯山水式庭園。砂紋が荒海を、また４つの巨石群が蓬莱をはじめとする四仙島を表現します。

南庭西側にある苔の築山は京都五山を表現。大きさや高さ、白川砂とのコントラストなど、洗練された美しさを感じます。

「井田の庭」とも呼ばれる西庭は大市松模様が特徴的。サツキの刈込と葛石を使用し、日本の伝統的な市松模様を表現。斜めに区切られた構図は、北庭へと視線を誘導します。

グレーと緑のコントラストが美しい、北庭の小市松模様。西庭の大市松模様を受け継ぎ正確に配置された市松模様は、奥に進むにつれて徐々に崩されていきます。

東庭のテーマは「北斗七星」。高低様々な円柱を用いて庭の中に星座を表現したのは、日本庭園史上はじめての試みだったとか。

方丈庭園を堪能したところで、通天橋のある渓谷、洗玉澗(せんぎょくかん)に向かいます。ここでも拝観受付が必要ですので、料金をお支払いして先に進みます。

通天橋だけでなく、せっかくなので、ぜひ開山堂にも足を延ばしてみましょう。

開山堂に向って、右は池泉鑑賞式庭園、左は枯山水式庭園になっています。

秋は紅葉名所としても有名な東福寺。ぜひ御朱印もゲットしてみて。